Thursday, June 21, 2007

d-i-g-i-t-a-l k-a-k-e-j-i-k-u [d-k, デジタル掛軸]



デジタル掛軸は、アーティストの長谷川章が考案した芸術のひとつである。100万枚の抽象画風の形、色のパターン絵が、一分間に一枚ずつ、次に来る絵に重なり溶け合うようにして映し出される。100万枚の絵柄が溶け合って生まれる意匠は、100万二乗分ある。1分間に一枚の絵が移ろって行くとすると、ほぼ1000年に1回だけ同じ意匠が垣間見れる、いわば「一期一会」の「今の余韻を味わう」芸術である。千年アートと呼んでもよいかも知れない。。。



また、デジタル掛軸は参加型、自己体験型の芸術である。テレビや映画館の固定のスクリーン、モニターを通して、ひとり個室の中で見るべきものではなく、夕暮れ後の戸外でたくさんのオーディエンスと「光とカタチの移ろい」を楽しむべき芸術である。日没時の日の陰りのうつろいを楽しむのにも似ているかもしれない。




1000年のサイクルで移ろう光の色、カタチが 時間と空間枠から解放された、自然界に巨大プロジェクターを介して、投影、照射される。長谷川が、世界遺産である北海道の知床でデジタル掛軸のライブを実演した時のこと。偶然にも、暗闇の知床の山肌の上に、野生のエゾシカが現れ、デジタル掛軸の光とカタチの意匠の一つになって溶け合ったことがある。これこそ、神のなせる奇跡のひとつで、100万年に一回の意匠がそこに現れたのだ。



アテネのアクロポリス神殿で、米国サンノゼ市庁舎で、大阪城、熊本城、金沢城でのライブパフォーマンス。六本木ヒルズ、台場のホテルメリディアン、有楽町の東京国際フォーラムでの公開記録。そして、忘れもしない、滋賀県高島市朽木村の禅寺、興聖寺でのパフォーマンス。日本舞踊の藤間信乃輔と篠笛の八木繁とのコラボレーションによる、静寂の中の時の移ろい、千年サイクルの「うつろうアート」に酔いしれたのだ。

(横野・筆)

Monday, June 18, 2007

d-k 神戸6月28日「100日前シンポジウム」




6月28日に行う「100日前シンポジウム」の件ですが、
パネラーとして長谷川さんに登場してもらう予定です。
日本のポップカルチャーの一翼を担う先端技術力と伝統文化力の発信力について壮大な話しをしたいと思っています。
パネラー全員が技術通であるという共通点もありますが、狭義の芸術ではない表現手段で国際的に活動している点でも共通しています。
各パネラーに15分ほど話していただく予定です。
長谷川さんには、国際的な活躍ぶりとデジタル表現に込めた日本性について映像を使いながら説明していただきたいと希望しています。
設置準備に忙しい時間帯(午後4時から6時)ですが、よろしくお願いします。


神戸ビエンナーレ100日前シンポジウム
アートが加速する!ポップはカルチャー。 
Robot / Media / Art

■パネラー
石黒 周 (ロボットビジネスプロデューサー)
銅金裕二 (メディアアーティスト)
長谷川章 (デジタルアーティスト)
■コーディネーター
大森正夫 (神戸ビエンナーレ実行委員会)



○7/20(金)21(土)22(日) ポルトバザール
★キャンセル:8/11(土)商船三井ビルディング

○8/20(月)21(火) 兵庫県公館ビル

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★キャンセル>>The fourth stage   神戸市立博物館D-K Live 7/5~8
★キャンセル >>The fifth stage   海岸ビルD-K Live 7/9~11
○ライブ予定 >>The sixth stage   ポルトバザールD-K Live 7/20~22
★キャンセル > The seven stage モザイクD-K Live 7/26~29
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Thursday, June 14, 2007

「大王年」彩る光の渦 越前市・五皇神社
6月13日午前10時37分




















デジタル掛け軸や優雅な舞が幻想的な空間を演出したプレイベント


 継体大王の即位1500年を記念した大祭を前に、丹南地域の官民で結成した「こしの都千五百年プロジェクト実行委員会」は12日夜、越前市文室町の五皇(ごおう)神社で、現代の映像芸術と伝統芸能が織りなす幻想的なイベントを開いた。

 同神社に大王が学問所を建てて勉学にいそしんだという伝説が残っていることにちなみ、10月に同市で繰り広げる一大イベントの大祭へ向け、機運を高めようと企画。

 日没直後の午後7時半ごろ、境内や参道で手作りの和紙あんどんに灯がともされ、一帯が厳かな雰囲気に包まれた。

 世界的に活躍する映像アーティスト、長谷川章さん(石川県出身)が考案した、色や模様が変化するようプログラムした光を映す「デジタル掛け軸(D―K)」で境内をライトアップ。境内の楼門と本殿がスクリーンとなり、光の渦が境内全体を包み込んだ。

 楼門前では日本舞踊家の藤間信乃輔さん(越前市出身)が、純白のはかまを身にまとい優雅な舞を披露。味真野地区に古くから伝わる伝統芸能「越前万歳(まんざい)」も披露された。境内を囲む森全体が幻想的な光に映え、訪れた人たちを魅了した。

http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news3/article.php?storyid=147

Sunday, June 03, 2007

Digital-Kakejikuは2007PublicArt Yearに選ばれました

Akira HasagawaのDigital-Kakejikuは6月3日にArtsのAnnual Conventionのためにラ スベガス(ネバダ)でアメリカ人で寄贈されたReviewの2007PublicArt Yearに選ばれました。 Public Art Network(PAN)は、2001年に合衆国で最も素晴らしく、革新的 で、おもしろいパブリック・アートプロジェクトを祝うためにReviewにPublic Art Yearを設立しました。 今年の客陪審員のラリー・カークランドによって300作品以 上から認められた40のプロジェクトだけの1つであることは名誉です。

Public Art Network(PAN)に関する詳しい情報は
http://www.artsusa.org/services/public_art_network/